試験も一段落しましたので、誰が見ているかは知りませんが予備校講師のお話。

今日はこの人

戦略の3だ

西岡先生です。

僕が受けていた頃はどことなく詐欺師の香のする先生でした(失礼)

彼は問題を

  戦略 Ⅰ  認識的アプローチ
  戦略 Ⅱ  解析的アプローチ
  戦略 Ⅲ  還元的アプローチ

を使って解くとおっしゃっていましたが、僕はこの戦略の使い分けがよくわからないまま代々木を卒業するという・・・・・

結局自分なりに解釈した感じでは、具体化する、簡単な数を代入して調べる、それを普遍的法則に直す(まあそれが数学なんですが)という感じでした。

僕の解釈が間違っていないのならばまあこんな感じです。これは別に彼が格好良く言っているだけで、どの教師もある程度は教えています(特に荻野先生はレベルの高い問題の授業では、横割りの解答という形をもってこれを教えています)

それにある程度授業がすすむと戦略についてはあまり使わなくなっていきますしね・・・・・・

こんなことを書いていると、西岡先生って微妙なん?と思う方もいるかと思いますが、予備校時代、彼の授業は好きでした。なんとなく高尚なことをいう先生だったので(実際の所かなり教養が深いのでしょう。非常に高名な方に英語を習っていたようです)受験数学を解いているというより、何か凄いものを習っている感じがするのです(通常授業では変てこな問題は解説しませんしね。特設単科は結構趣味爆発っぽいですが)

問題を普通に解く一方で彼は問題の背景にある歴史的事項や、それが何を表すのかを熱く語っていましたが、これは今の年になって大切なことだったんだなあ・・・・という事に気がついてきました(僕が受講した時は確率を教えていらっしゃいました)

フィボナッチ数列位なら普通の受験生でも知っているでしょうが、彼はその教養を持ってそれ以外の問題も実に深い説明をしていました(そして今読んでいる中田力先生の本でそれが大切なことだったということに気がつくという・・・・)

別に彼の授業を受けたからと言って受験に合格するとは僕は思いません。少なくとも受験だけを考えれば絶対にもっといい先生はいます。

でも少しでも数学を愛していて、大学に入ってから科学的知識と数学的知識をくっつけたいなあ、と思うのなら彼の授業を受けるのも悪くはないでしょう。普通に説明自体もその変の予備校講師なんかよりずっとわかりやすいです(これも数学をかなり理解しているからこそ出来るのだと思います)まあ特設単科をとる必要はないと思いますが。
テスト終わったー。ふう。

大学に入って三年もたったので今更ながら予備校の先生について書いてみようと思う。

まずはこの人!!!

おーん

荻野暢也先生

この人は本当に面白い人です。数学の授業なのに毎回毎回笑い転げていたようなw

三年たった今、何をおっしゃっていたかを思い出してみて一番初めに浮かんだのは、安田亨先生のお話でした。

『僕はー、おーん。この人に授業うぉ。習っていました。昔は代ゼミで教えていましたが、今は駿台で教鞭をとっているそうです。』

『しかし、僕は個人的には彼が嫌いです(教室爆笑)授業が終わった後に質問にいったんですけど、彼はこんな基本的なこともわからないのか?と言ってキチンと質問にこたえてくれませんでした。』

『そのあとの、授業にて、彼はこの前こんな簡単なことを質問しに来た奴がいたけど、まさかお前らこんなこと位わかるよな?と言ったんです(荻野氏の出席している授業の最中にて)』

『俺がいるのにそんなこというなよぉー。おーん。傷つくだろー。』(教室大爆笑)

なんかもっと大切なことを習っていたとおもうのですが、何故か記憶に残っているのはこれでしたwあとはノリイチロウ!ですね(何かの数学の解答にて、昔の代ゼミの名物教師山本矩一郎先生が示したアクロバティックな解答を示してこういった。)

まあ授業に関していえば素晴らしいとしかいいようがありません。未だにFGG´いつもやるのは緑の積分!やF-Cさん、F-Cさん、F-Cに、三つの質問!は覚えていますし、正直彼に出会えていなかったら今の僕はないでしょう。微分積分は他の教師を圧倒しています。

彼は授業で『まずは、微分積分からはじめて下さい。一年間授業を受け続けてくれたら、入試本番で解けない問題はなくなるでしょう』と授業の初めにおっしゃりまして、当時の僕はホンマかいな?と疑ったのですが、一年後には全ての微分積分とまではいかないまでも、殆どの微分積分の問題は解けるようになっていました。

これは本当に驚くべきことでした。今まで簡単な数学の問題はともかく、標準問題から先は解けなかった自分は受験直前に、ひょっとして俺、数学得意なんじゃね?と錯覚してました(勿論錯覚でしたが。ちなみに僕は数学は確率と微分積分だけは得意で、この分野は難問でも割にスラスラといていました。確率は安田亨先生のハッと目覚める確率が火付け種でした)

授業スタイルとしては、まず黒板にアイヤーといいながら解答を書きつつ説明を加え、その後書き終わった解答を使って再度説明するという形でした。この方式を使っているのは今まで見た中で彼だけですが、素晴らしいです。二度の説明をしてくれるお陰で、どんな難問でもすーっと頭にはいるのです。

今思えば微分積分では超難問はないこと、彼が超難問を嫌っていて受験頻出問題を扱っていたからわかりやすかったのだろうとも思えますが、それにしたって同じ問題を他の教師に説明させたってこれほどにはわかりやすくはないでしょう。

合格後あいさつに伺いおめでとう、といわれた後に『君は授業と普段とでは顔が全然違うねー』と言われたのが今でも印象に残っています。あれはどういう意味だったのだろう・・・・・・・まあ今それをうかがっても彼はもう僕の顔は覚えてないだろうので、真実は闇の中ですがw

あ、接点Tはあまりにも有名になりすぎたのか授業中ではやりませんでしたw

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